過払い金返還請求の実例(町工場経営者)

3世代に渡って引き継いできた町工場の経営を立て直し、事業を拡大させたのは過払い金を返還してもらったことにあり、3世代目の53歳の経営者は、小さいながらも数人の従業員を抱えて、技術を売りに商売してきたのですが、小さい工場は景気の波に流されやすく、ときには資金繰りが苦しくなることもあり、そのときの金策の手段が貸金業者でした。

大きな資金があれば別ですが、資金があるわけではないので銀行等から多額の融資を受けることが出来ませんので、経営者である社長は個人名義で借金をつくり、そのお金で材料を仕入れて工場を回して続け、この経営方法を30年近く続けて来たのです。

ですが、不況が長く続き、経営は急激に悪化し、最終的には6しゃから借金をすることになってしまい、貸金業者から借りたお金は総額1,600万円にまで及びます。

返済が遅れることで、毎日のように会社に取立てが押し寄せてくるので、実際に営業が出来ないのと同じ状態ななり、いつのまにか会社を倒産させて自己破産することを考えるようになっていました。

倒産の手続きなどを依頼する

倒産の手続きなどを依頼するために、また、今まで支えてくれた従業員が路頭に迷わないためにも、力を貸してほしいと弁護士事務所を訪ねて、実際に弁護士が代理人となってくれたことで、取立ては来なくなりましたし、全ての請求や交渉は弁護士を通さないと出来ないようにしてくれました。

それから借金を1つひとつ見直し始め、銀行からの借金は、法定金利の範囲内に設定されていたので過払い金は発生しませんでしたが、貸金業者からの借金では700万円もの過払い金が発生している事が分かり、それから貸金業者との交渉が始まります。

金額が大きかったので、交渉がはかどらなかったので、過払い金返還請求はスムーズに進まず、裁判にまでもつれて、結論が出るまで半年以上かかってしまいましたが、判決が出る直前に法廷外和解が成立しました。

結果的に、借金はゼロになった上に、680万円もの過払い金の返還を受けることができ、返還を受けたお金で社員にボーナスを支払い、新しい設備を購入し、経営を立て直すことに成功し、事業も拡大することが出来たのです。

過払い金の返還された金額が大きくなったのは、返済していた期間に加えて、30年以上は年利29パーセント前後の金利が設定されていましたが、30年以上前には年利40パーセントの金利を設定している貸金業者もあり、そのため昔から借金を現在もなお返済し続けている人は、過払い金の金額も大きくなります。